第3回 元不登校児の事業家 木村 優一の【不登校・悩み 解決相談室 】

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元不登校児の事業家
木村優一

中学時代不登校、高校中退、20歳までひきこもり、大学入学資格検定(高等学校卒業程度認定試験)取得、四年制大学卒業、会計事務所に就職、コンサルティングを主軸とする会社に転職、独立、現在は事業家。

気持ちを受け止め、問題をはっきりさせる

子供:「忘れ物したことをみんなの前で怒られた。先生だって、忘れ物してるはずなのに。
    学校はおかしい!先生はおかしいよ!あんなバカみたいな学校、行く必要ない。
    だから、学校にはもう行かない…」
母親:「学校って、そういうところあるからね…。私も、昔、忘れ物して怒られるのが嫌だった。
    忘れ物して怒られたこと以外は、嫌なこと無かったの?」
子供:「うん…(お母さん、全然分かってないな…)」
上記の親子の会話。
お母さんの何がまずかったのでしょう?
私なら、こう考えます。

まず、お母さんは、子供の気持ちを受け止めていない。
子供の気持ちについて話さず、学校の批判や自分の経験について話しています。

そして、締めくくりは、「他に嫌なことは?」となっています。
これでは、「そんな理由では学校に行かない理由にならない」
と言っているようなものです。

子供としては、「気持ちを受け止めてほしい」
「理由を分かってほしい」と思っているのに、お母さんは、それに全く応えていない。

だから、上記会話では、
子供が「お母さん、全然分かってないな…」と感じているのです。


上記会話が、次のようだったらどうでしょう?


子供:「忘れ物したことをみんなの前で怒られた。先生だって、忘れ物してるはずなのに。
    学校はおかしい!先生はおかしいよ!あんなバカみたいな学校、行く必要ない。
    だから、学校にはもう行かない…」
母親:「理不尽な扱いを受けて納得がいかない、そう感じているんだね」
子供:「そうなの!」
この会話では、子供の気持ちを受け止めつつ、問題がはっきりするように、オウム返ししています。
このお母さんは、学校の批判や自分の経験を加えていません。
「納得のいかない怒られ方をした」という子供の気持ちをそのまま受け止めています。

子供が延々と語ったことを「理不尽な扱いを受けて納得が行かない」
という一言にまとめています。
だから、子供は、「気持ちを受け止めてもらえた」という嬉しさと「問題がはっきりして、頭の中がスッキリした」という解放感を同時に感じます。


単なるオウム返しではなく、「気持ちを受け止め、問題をはっきりさせるオウム返し」を、訓練していくと、子供の力になることができます。



不登校だった私が成功した理由☆悩み解決相談室より内容を一部編集して転載しております)



木村優一プロフィール
中学1年の冬、ある日突然学校に行かなくなり、
その後、不登校をつづける。
体育祭も文化祭も不参加のまま時は流れ、
中学3年の進路相談時、担任教師から
「このままでは卒業させてあげられない」と忠告される。

その後、保健室登校や職員室登校を利用して出席日数を稼ぎ、
なんとか卒業を果たす。
不登校の間、独学で勉強していたため、
地元では最高ランクの進学校に高校進学を果たす。

しかし、わずか1ヶ月で不登校になり、高校中退。
高校中退後は、20歳までひきこもり生活をつづける。

20歳のとき、人生を挽回させるため、
大学入学資格検定(高等学校卒業程度認定試験)を取得。

半年後、大学進学を果たす。
4年後、無事、大学を卒業するが、就職氷河期のため就職できず。
やむなく、資格取得受験に専念することを決意する。
その2年後、見事資格を取得し、
資格を生かして就職活動を始める。

しかし、27歳になるまで1度も働いたことがないため、
(アルバイトもゼロだったため)
正社員として採用してもらえることはなかった。
やむなく、フリーターとして生きることを決意し、
セールスやIT関連のスタッフとして働く。
正社員採用をあきらめることができなかったため、
フリーターとして働きながら就職活動をつづけた。
就職活動の試行錯誤をつづけ、さまざまな手法を見出すにつれ、
しだいに正社員として採用される道が見えてきた。
最終的には、企業側から「うちで働いてほしい」と依頼されるまでになった。

結局、フリーター生活は3ヵ月で終わり、
正社員として会計事務所に就職することが決まった。
その後、会計事務所の経験を生かし、
コンサルティングを主軸とする会社に転職。
コンサルタントとして
さまざまな上場企業のプロジェクトに抜擢され、
入社から半年後、プロジェクトリーダーを任される。

30歳を目前に独立。
30歳で結婚。

現在は、複数の事業で代表をつとめており、
多忙な毎日を楽しんでいる。


不登校の子供を持つご両親からの相談を受けているが、
それに関しては、ボランティアの意識で取り組んでいる。

「悩み相談は減ったほうがいいこと。
減ったほうがいいことで生活費を稼いでいたら、
本当に減ったときに生活できなくなる。
そこには矛盾があるような気がする。
 だから、不登校に関するアドバイスでいただいたお金で
 生活しなくても済むように、本業をがんばる」

と考えているため、「事業は生活費を稼ぐ本業」
「不登校相談はプライベートで行うボランティア的なもの」と分けている。


【ブログ】
http://ameblo.jp/futou-kou/

【ホームページ】
http://powerfinder.org/

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